いよいよ迫ってくる登録販売者試験。
「直前や当日はどういう準備が必要なの?」
「試験会場の雰囲気は?」
など気になりますよね。
この記事では実際に試験を受けた私が、事前に準備しておいて良かったことや焦ったこと、また当日会場で起きたことなどを書いています。
あらかじめ知っておくことで心の準備もできるので、ぜひ参考にしてみて下さい。
合格するための3か月の勉強方法についてはコチラ↓
登録販売者試験の概要
登録販売者試験の試験項目と出題数・時間配分
試験項目の出題数と時間配分は以下のとおりです。
試験項目 | 出題数 | 試験時間 |
---|---|---|
第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識 | 20問 | 40分 |
第2章 人体の働きと医薬品 | 20問 | 40分 |
第3章 主な医薬品とその作用 | 40問 | 80分 |
第4章 薬事関係法規・制度 | 20問 | 40分 |
第5章 医薬品の適正使用・安全対策 | 20問 | 40分 |
合計 | 120問 | 240分 |
登録販売者試験の出題項目の順番&時間割
試験時間は前半と後半それぞれ120分ずつ、合計120分となります。
なお午前と午後に分かれる場合と、正午過ぎから夕方までのケースの2通りがあります。
ここで重要なのは「出題順は受験ブロックごとに異なる」ことです。
全国の過去問を解いた方は気づくかもしれません!
必ずしも1~5章が連続して出題されるわけではないため、具体的な出題順について事前に知っておくことが重要です。
過去に出題された時間割の例。
前半120分 | 後半120分 | |
---|---|---|
A県 | 第1章・第2章・第4章 | 第3章・第5章 |
B県 | 第1章・第3章 | 第2章・第4章・第5章 |
C県 | 第4章・第1章・第2章 | 第3章・第5章 |
どの章から始まるのか、あるいはボリュームのある第3章が前半か後半かのような情報を把握しておけば、試験中に慌てることもないし、当日の時間配分や、休憩時間の使い方も事前に考えることができますね。
登録販売者試験の試験形式
マークシート方式の筆記試験です。
記述回答はありません。
登録販売者試験の合格基準
合格基準は以下の2つを満たしていることが必要です。
- 総出題数120問に対して7割以上正答すること
- 試験項目ごとに都道府県が定める一定の割合を正答すること
この2つ両方を満たしていないとなりません。
以上、登録販売者試験はのこのような概要で実施されます。
それでは事前に準備する点や、当日の注意点をみていきます。
試験当日の持ち物
当日の持ち物は必須のものを含めて以下のものです。
細かくみていきます。
鉛筆かシャープペンはどちらでも良いと思います。 シャープペンを選ぶなら十分な交換芯があるか確認してください。私は念のために両方を机の上に準備しました。
「時計」これが意外と重要です。
最近はスマホやスマートウォッチがあるため、腕時計を使わない人も多いと思います。
いざ古い時計を出してきたところどれも電池切れ!なんてこともあります。
私が受けた会場は掛け時計ありませんでした!
時計を用意できなかったらピンチでしたね。
テキストは会場に持ち込めるので、使い慣れたものを1冊持っていくと良いです。その他、一目でわかるようなメモや表、暗記カードなども最終の復習に役立ちます。
あれこれあっても混乱するので
厳選したものでいいと思います。
要点やチェック項目を書き込んだ1冊があると安心です。
なお、試験中はこれら全てをカバンに収納しておかなければなりません。容量あるカバンをを選んで、予想外のトラブルを控えるためしっかり収納しましょう。
昼食については休憩中に外出して購入するのは難しいかもしれないので、前もって購入して持参するのがいいでしょう。
また、糖分不足に備えて、ちょっとつまめる甘い物など用意しておくと安心です。
試験当日の服装
試験は全国各地で夏から冬にかけて行われますが、冷房で身体が冷えることや、暖房で暑く感じることがあります。
カーディガンなどで調節できる服装を選ぶことをおすすめします。
私は9月初旬の試験を受けましたが、外はまだまだ暑くて汗をかいていましたが、試験会場の冷房によって身体がキンキンに冷やされました。
カーディガンを持参していて助かりました!
試験当日の注意点
次に当日の試験前から終了までをみていきます。
試験会場の確認・到着まで
試験会場は地域によって異なりますが、大学や産業文化ホールなどが利用されます。
受験者数が相当数になるため混雑が予想されます。そのため会場までの移動は公共交通機関を利用すると安心です。
また大学の会場は広大なキャンパス内に分かれた棟があり、エレベーターの列ができる可能性もあります。すると指定の教室への到着に予想外に時間がかかってしまうことも。
広いキャンパスでは意外と迷ったりするものです。
地域によって異なりますが、会場への入室は集合時間の1時間前から可能です。
余裕を持って会場に到着し、残り時間は席でテキストを見るなど有効に過ごすことをオススメします。
試験中のトイレ
トイレについては試験開始前や中休みに行く必要があるかと思いますが、まず並ぶことになります。
対策としては早めに到着し、近くで空いていそうなトイレの場所を確認し、済ませることくらいです。
私の場合45分の休憩時間の半分以上をトイレ行列に費やしました。
イベント会場並みに並びました・・
もちろん試験中もトイレに行くことは可能ですが、試験官に挙手で伝える必要があります。
ちょっと抵抗あるかもしれませんが、試験に集中する他の受験生はあまり他人のことを気にかけていないだろうと割り切って考えて、気にせずに行動するほうがいいと思います。
それよりも試験に集中して臨むことを優先させましょう。
テキストなどの置き場所
試験前指示が出たらテキスト類をカバンにしまい足元へ置きます。
テキスト類やスマホが見えていたりしないか気を付けます。
マークシートで注意すること
マークシートで一番注意が必要なのは間違ってずれてマークを付けてしまうことです。
最後まで進んでみて「あれ?ずれてる!」なんて失敗は避けたいですよね。
問題用紙に解答のマークを転記しておき、5~10問ごとにチェックするなど、ずれがないかこまめに確認することをおすすめします。
試験問題は持ち帰ることができるので、解答のマークの転記があれば自己採点システムを利用して採点することができます。
自己採点システムについては後ほど書きます。
途中退室をすることができる
試験が終わると、途中で退出することができます。
ちなみに退出可能な時間は決められており、受験票に記載や、試験当日には係員からも説明があります。
私の場合は、開始から60分後から終了の10分前までが退出可能な時間でした。
ただしいったん退出すると再入室は出来ません。
前半で問題を解き終え時間に余裕がある場合、後半の準備のために退出し、復習の時間を確保することもできますが、まずは前半・後半ともに全力を出し切ることを最優先に考えましょう。
当日自己採点してみる
試験当日の夜ころからこちらの自己採点システムで採点をすることができます。
「登録販売者試験自己採点システム」
ズル本でおなじみのYTLさんが提供しています。
あらかじめ新規登録を済ませておくのもいいでしょう。
もちろん無料で利用できるので安心してください。
解答を入力して送信すると、すぐに採点結果と解答一覧が送られてきます。
めちゃくちゃ緊張の一瞬でした・・
試験会場の様子や試験中の雰囲気
私が受験した会場は約50人入れる大学の教室でした。
試験が始まる合図とともに、ページをめくる音などが様々な場所から聞こえてきました。
最初は緊張しましたが、すぐに気持ちも落ち着かせ問題に集中することができました。
前半は途中で退出する人はほとんどいませんでしたが、後半はそのまま帰宅可能なため一部の受験生が退出していました。
わたしは見直しと読み返し、確認で余裕があるほどの時間はありませんでした。
実際に受験をした感想
会場の雰囲気やプレッシャーからやはり緊張はするものです。
開始直後は文章を読んでも頭に入ってこず、他人がページをめくる音に「もう次に進んだ?」と気になる瞬間もありました。
どうしても知らない薬剤などは仕方ないと思いますが、うっかりミスだけは避けたいと気を付けました。
登録販売者試験はひっかけ問題が結構あります。
「正しいもの・謝っているもの」の表現や「~である・~でない」といった部分はペンでチェックを入れて、読み間違えのないよう進めました。
終わってみればあっという間の240分だったと思います。
登録販売者試験の事前・当日の注意点まとめ
それでは登録販売者試験の事前から当日までの注意点やポイントをまとめます。
- 受験するブロックの出題順と時間割を確認
- 会場までの着時間・移動時間を計算しておく
- 持ち物や文房具などは前日までに備えておく
- 空調対策で調節できる服装でいく
- 昼食は事前に用意して持参する
- 会場には余裕を持って到着しトイレの確認など済ませておく
- マークシートの記入やズレに気をつけて、問題にも転記しておく。
- 途中退出は可能だが再入室はできないので慎重に。
直前は学習内容ばかりが気になってしまうかと思いますが、準備などは確実に、当日は余裕をもって行動し、試験に集中できる環境をつくって下さいね!
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