初心者ブロガーさんの中には、
「思うように筆が進まない」
「何を伝えたいかが曖昧」
「他のブログと比べて読みづらい・・」
なんてモヤモヤしている方もいるのでは?
私も漏れなくその一人です。

時間をかけるほどに文章が迷子になっていくことも・・(泣)
そこで文章力を向上させたいと思い、手に取った本がこちらです。
この本には、「完読されるいい文章とは?いい文章を書くテクニックは?」が具体的にわかりやすく書かれています。
自分の文章力を改めて見直すきっかけになりました。
今回こちらの著書についてご紹介しています。
同じ悩みを抱えているブロガーさんのご参考になればと思います。
「新しい文章力の教室」について
著者の唐木元(からきげん)氏のプロフィール
1974年生まれ。大学在学中からライターとして働き始め、卒業後は事務所「テキストとアイデア」を開設、雑誌を中心に執筆・編集の現場に従事。
2004年より編集者として、ライブドア・パブリッシング、幻冬舎、KI & Company(ジーノ編集部)と3つの出版社で勤務し、2008年には株式会社ナターシャに参加、編集長として「コミックナタリー」「おやつナタリー(終了)」「ナタリーストア」を立ち上げ。
ポップカルチャーのニュースサイト「ナタリー」で7年にわたり編集を務め、現在は「ROOTSY(ルーツィ)」名義でベースプレイヤーとして活動されています。
本著の概要
文章力の未熟な人が陥りやすい「遅い」・「まとまらない」・「伝わらない」の書けない理由3つを克服するためのポイントが、全77項目書かれています。
目次(一部)
第1章:書く前に準備する~書く前の準備で文章が決まる
第2章:読み返して直す~「完読」を目指して文章を磨いていく~
第3章:もっと明快に~読者の負担を取り除いてもっと伝わる文章にする~
第4章:もっとスムーズに~読者に伝わる丁寧な文章にしていく~
第5章:読んでもらう工夫~文章を伝える工夫は仕事の基本にも通じる~
ポイント大きく3つを紹介
77項目あるテクニックの中から参考になったポイントをいくつか紹介していきます。

自分に当てはまる事が多く書かれていていました
書く前の準備で文章が決まる
書き始める前にまず「テーマ」を決める。そののち、「テーマ」のために「何を」「どれから」「どれくらい」話すか決める。
「新しい文章力の教室」P21
~(中略)~
要は「地図で行き先と経路を確認してから出かける」ということ。
必要な事実をそろえたら、主眼となるテーマを決めてどこに向かって書いていくかを構想し、次に「なにを」「どれから」「どれくらい」を決めていきます。
その作業はこの本で紹介されている「構造シート」を使用し、下記の内容を実際の紙に書いて作業をしていきます。
この手順で進める事で文章は行先迷子にならず、経路どおりに目的地に着くことができるのです。
この構造シートは何度も繰り返すうちに、瞬時に頭の中に浮かんでくるようになるんだとか。
文章力のある人は、いきなり物を書き始めているようにみえても、実は瞬間的に頭のなかにシートを立ち上げ書き込み、その後書き始めているそうです。
私も実際に書いてみましたが、慣れないため随分と時間がかかりました。
これは直ぐに習得できるものではないので、徐々にその時間を縮めていけるよう努力が必要です。
読者に負担をかけない文章を3つの見地からチェック
よく「料理は目と耳でも味わう」なんて言いますが、文章も同じ。われわれは書かれている内容だけを味わっているわけではありません。見た目のイメージや立ち現れるリズムを感じながら、脳で意味を捉えていくのです。
「新しい文章力の教室」p54
読者に負担をかけないために、文章を書く際には「脳」・「目」・「耳」の3つの見地でチェックしていきます。すぐに実践できそうなものが幾つかありました。
「意味=脳」のチェック
一つの文で欲張らない・余計なことを言っていないか?
- エクスキューズ:「あくまで個人の意見ではありますが~」
- メタ言及※:「ここで重要なことは~」・「私の知る限りでは」などの言葉※「メタ言及」とは文の読み方について誘導したり補足説明したりする言葉のこと
- 脱線:「ちなみに・・」と本筋からそれる事を長々と書くこと
回りくどかったり、不安な部分を補おうとする気持ちから、上のような言葉を多用する結果、言いたい事がぼやけてしまいます。
必要性の低いフレーズはなるべく削って、読者にとって分かりやすい文章を心掛けます。
「字面=目」のチェック
漢字とかなのバランスに注意して程よいグレーにする
パッと目に飛び込んだ字面が漢字だらけの真っ黒な文章だと、読者は難しそう・・と離脱してしまいます。
反対にひらがな・カタカナの多い白い文章は内容が薄そうな印象をもたれがち。この中間をとって程よいグレーになるよう漢字と仮名のバランスを調整します。
読者目線になると分かりやすいですね。少し遠くから自分の文章を眺めてみるといいと思います。
「語呂=耳」のチェック
文末のバリエーションに気を配る
文型レベルや段落レベルの重複に注意する
✖
イベント企画について会議をしました。予算の条件が見合わず紛糾しました。結論は来週に持ち越す事にしました。
〇
イベント企画について会議をしました。予算の条件が見合わず紛糾しています。結論は来週に持ち越すことになりました。
文末が重複していると読者に単調なイメージを与えてしまいます。文末にバリエーションを持たせることで、スムーズに耳に残る文章になります。

読みやすい文章ってスラスラと頭に入ってきますよね
読んでもらう工夫とは
主観の押しつけは読者を白けさせる
感想は読者にゆだねるという点です。読んだ人が自発的に何かを感じてくれる文章を目指していきます。
私もブログを書いていると、どうしても伝えたい事を押しつけがちになってしまいます。
「伝えたい事と、感じてもらう事」のバランスって難しいですね・・。

独りよがりな文章にならないよう注意しないとですね。
このように文章を書く上で身につけたいテクニック77項目が具体的に書かれています。
まとめ
いい文章には、読者を思いやる工夫が凝らされているんだなと改めて感じます。
そして自分が書く立場になると、いかにその工夫が出来ていないかということも。
この本で著者は、
「文章力は魔法やセンスの類ではなく簡単だけれどかったるい作業の集積である」
といっています。
ハッとしますね。何かと物事をセンスのせいにしがちですが、そうではないんだと。
「自分は文章力のセンスがないから・・」と諦めなくていいこと。
文章力は細かい作業と鍛錬の積み重ねで習得できるということです。
これを読むことで文章力の基本が身につき、読み手を思いやった文章を書くことが意識できるようになります。
そして完読される「いい文章」を目指すことができるでしょう。
自分の文章力をもっと向上させたいと思うブロガーさんにおすすめしたい一冊です。
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